affordanceさんの工房を訪ねて

革の仕事をはじめようと決めた時、ほんとに右も左もわからず(今もわかってないすけど。。)技術や知識は全て独学で学びました。独学で良い面も絶対にあったとは思うけど、知らないこともやっぱ多いです。当時何かヒントはないかと色んな革作家さんを探しました。そんな中で、この人はヤバい!って思える作家さんが最終的に4人できて、自分の中で勝手に四天王と呼び 笑 そりゃもう、ストーカーの如くブログやら制作日記を読み漁ってました。

フリが長くなりましたが、その四天王の1人がaffordanceさんです。 ストーカーの如くって言っても、実は四天王の展示会とかには一切行ったことがありません。単にめっちゃ出不精なのもあるし、人見知りってこともあり、さらに、これは僕の完全な自意識過剰なんすけど、同じ職種の作家さんは特に話しかけづらいんすよね。。なんかこっぱずかしくて 笑 あと、展示会行っても、ある程度距離をとって遠目からふわ〜っとしか作品を見れない。なぜかって、革作家は革作家を見抜くんです!作品を手にとって見てると、その人が革をやってるかどうかってのが大体一発で分かるんすよね。。(どの職種でもあるあるですかね)それもなんとなくこっぱずかしくて。。どこまで自意識過剰やねんって話なんすけど 笑

そんなこんなでこれまで全く接点なかったんですけど、ついに先日のクラフトフェアまつもとでご挨拶をさせていただくことができました。思いを伝え、ミシンのこととか少しお聞きしたんですけど、affordanceこと小川さんは、なんと初対面の僕に「じゃあ近いうちにミシン踏みにきます?」と誘ってくれました。。今現在、仲良くなれたんで言いますけど、最初、「この人、どーかしてるんじゃないか 笑」と思いました 笑 どこの馬の骨かも分からない僕をすぐ工房に誘ってくれ、ミシンまで踏んでいいし、話まで聞いてくれると。。「マジでこの人どーかしてるんじゃないか 笑」と思いました。。笑 人見知りの僕の物差しでは測りきれないことってあると思います。それにしても、展示会にも行けなかった自分が、いきなり工房までまさかのワープ 笑 小難しく考えてた僕と違って、気軽に誘ってくれる小川さんに甘え、後日工房にお邪魔しました。

工房では本当に色んな相談に乗ってもらい、色んな話も聞けました。革のこと、技術のこと、作り手としてのアーティスティックな部分や、プライベートなことまで、どれもがmaumvillageにとってどデカい糧になる内容でした。ミシンも踏ませていただきました!そーとなりゃ、もうね、affordance作品もね、手にとり隅々までガン見しましたよ!作りについても学ぶことが多かったです。

あとはビジネス。販路のこと、お金のこと。それってやっぱシビアな部分なんで、中々聞けないことだと思うんです。それでも、もうアホなふりして聞いてまえ!ってことで色々質問したり相談したんです。自分にはないアイデア、いくつかの事例、アドバイスをもらい、しがないその日暮らしの革作家maumvillageにとって、靄がかかっていた道のようなものがひとつ、はっきりと見えた気がします。

小川さんと僕同い年なんすよ。同い年で、同じ革やってて、前を走り続けてる作家さんがいてめっちゃ刺激受けてるし、力になります!

長文読んでくれた方、もしいましたら、ありがとうございました!