色ぶれに泣かず、楽しむ方向で。

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画像の2つの革、これ、同じ色です。maumvillageで扱ってる「赤茶」なんですが、もはや違う色か。。。キャメル、オリーブに比べて赤茶は特に色ぶれが激しいです。天然素材にこだわっているので、どうしても毎回均一とはいきません。因みに右側の、色が濃い方はオイルがさらに多く入っています。多分その影響もあるんだと思います。

最近の仕入れパターンとしては、右側の濃い革が比較的続いてたんですが、今回届いたのは左側の薄い方。

さて、mveでは2mm、1.6mm、1.3mm、1mmと4種類の厚みを使い分けてるので、同じ色で4枚の革があります。一番困るのは4枚の中で色がバラけてしまった場合。例えば4枚中1mm革だけ色が濃いなど。こうなると複数の厚みの革を必要とする商品を作る時、1mmパーツだけ色が変わってしまいます。そうなんです、、今手元にある赤茶革が正にその状態。。。実際には2mm、1.3mmが濃い色、1.6mm、1mmが薄い色です。この状態で商品を作ってみると、革は折り曲がってる部分などで色も変わりますし、完成品として立体的に見ると案外違和感ないかな?と思ったりもします、個人的には。

繰り返しになりますが、色ぶれは基本的にどうしようもないです。同じ食材でも味や形が違ってくるように。

どうせ革製品は使っているうちにどんどん変化していきます。よく触れる部分や、日光に当たる部分は他より色濃くなりますし、先日紹介したサンプル、Curveほどエイジングすれば色ぶれも気にならなくなるでしょう。質感だって艶やかになっていきます。どうか使い手さんには色ぶれに泣かず、楽しむ方向で、それぞれのライフスタイルに合わせて育てていってほしいです。